ホーリーバジル(トゥルシー)って、知っていますか?
ホーリーバジルは、インドの伝統医学アーユルヴェーダで「不老不死の霊薬」といわれています。日本語では「神目帚(かみめぼうき)」と呼ばれます。
病気と災いを避けるとされるホーリーバジルは、インドのことわざにも「トゥルシーのある家には、病気がやって来ない」とあるくらい、たくさんの効能があるメディカルハーブです。
さらに、邪気を払う、幸運をもたらすなどもあり、魔除けとして玄関に飾るくらい神聖な、万能のハーブです。
今回は、そんなホーリーバジルの効能や育て方を紹介いたします!
ホーリーバジルの効能
ポイント
ホーリーバジルは『アダプトゲン』!
アダプトゲンとは、ストレスへの抵抗力を高める天然ハーブ
アダプトゲンとは、トラウマ、不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブである。(Wikipediaより)
アダプトゲンは、「無害」「様々なストレスへの抵抗力を高める」「生理機能を正常値に戻す」という3つの定義を満たしたハーブです。
ホーリーバジル以外には、高麗人参、甘草(カンゾウ)、マカなどがありますが、認められているのは20種類満たないくらいのようです。
つまり、副作用がないのに嬉しい効用がたくさん!ということです。
ホーリーバジルを取り入れると…
・新陳代謝が上がる
・デトックス、アンチエイジング効果がある
・リラックス効果がある
・抗菌作用がある
体の不調を和らげ、根本から体質を改善するので健康維持に良いとされます。また、冷え性やむくみ改善など、女性に嬉しい効果もあるようです。美容にも良いのは嬉しいですね!
ホーリーバジルの使い方
料理に
タイ料理に使われることが多いです。有名なのはガパオですね!
ハーブティーに
わたしはハーブティーにして飲んでいました。乾燥させて飲む方が多いようですが、そのままでも甘い香りとほのかなハーブの味わいがするのでわたしは生の葉を使って紅茶にしていました。
乾燥させる場合も、風通しが良い場所なら1週間程度でできるようですよ!
ホーリーバジルの育て方
こんなに効能がたくさんあるのに、育て方は簡単。
久しぶりに植物を育てた私でも育ちすぎて間引きしたくらいなので、ぜひ育ててみてください。

小さな鉢にこんなに苗が出てしまったくらいです
①育てる時期
気温15~20度以上が目安。初夏の5月~7月あたりが良いです(わたしも6月に植えました)。
②種まきの準備
種を水に浸します。チアシードのように丸い膜を張るまで浸してください。植える土に指で1cmほど穴を空けます(穴をあけずにそのまま置く方法もあるようです…おそらくどちらでも育ちます)。
③種を植える
種を1つずつスプーンなどですくい、穴に蒔きます。育苗ポットなどに入れず、直で育てる場合は10cmくらいは離して植えてください(わたしはあまり気にせず植えて、間引きしました)。
④水やりをする
たっぷり水をやります。以降、土が乾かないように水やりを続けてください。夏場なので、わたしは毎日か2日に一度はあげていました。
⑤間引き
葉が4~6枚くらいになったら間引きしてください。
⑥あとは、どんどん育ちます!
草丈20cmほどになったら、茎の芽の頂点を摘み取る(摘芯)をし、その後も葉を摘んでいくとよく育つようです(わたしは葉っぱを摘むことしかしていません)。また、花を使わない場合は、蕾を摘み取ると葉っぱが柔らかいまま育つそうです。
また、最終的に花穂から種がたくさん実ります。買った量ですら余ったのに、1つの穂から種を取り出すのが大変なくらい実るので、ハーブ好き、紅茶好きには経済的だと思います。
知らなかったのですが、ホーリーバジルは、葉だけでなく、茎や花と、すべてを食用や薬用として使えるそうです!
なので今年育てたらすべて使ってみたいと思います…!
わたしは、余った種をおすそわけしたので今年はみなさんと育てるのが楽しみです。
みなさんもぜひ育てて、余った種は周りの人にも分けて「万能ハーブ」で嬉しい効果を味わってみてはいかがでしょうか?